自宅で歌唱練習をおこなう際、配慮を必要とされる“声のボリューム”。近所迷惑にならないかそわそわしながら声を出しても、練習になっているのか不安ですよね。
とはいえ建物が防音に優れていないと、音は思いのほか外に漏れるもの。
そこで今回は、自宅で大声を出さずに歌の練習ができる方法をご紹介していきましょう。
ペットボトルを使って腹式呼吸の訓練!
まずは空のペットボトルを使った練習方法から。
手順は背筋を伸ばした状態で、息をしっかり吐ききります。
次にペットボトルを隙間が生まれないよう口に咥えて、ペットボトルがへこむように中の空気を吸ってください。
この方法を繰り返すことで、歌唱に大切な“腹式呼吸”の訓練につながりますよ。
“ぶくぶく”と泡立ててトレーニング!?
続いては5月26日放送の『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)で紹介された、“高い声”を出しやすくする方法。
水を4分の3ほど入れたペットボトルと太いストローを用意したら、あとは1日約1分ぶくぶくと泡立てながらメロディをなぞって歌うだけです。
番組に出演したボイストレーナー・しらスタさんの解説によると、ポイントになるのは“水の抵抗”。
息のコントロールがいつもより上手になり、声帯がしっかり振動してきれいな高い声が出るようになるそう。
誰でも簡単にトライできる方法だけに、ネット上では「ほんとかな? と思ってやってみたら見違えるほど変わった」「カラオケで声が出にくいタイプだからやってみたい!」といった反響が寄せられていました。
道具を使わない“リップロール”はプロも実践!
道具を一切使わない方法でのおすすめは“リップロール”。ボイストレーニングの1つで、名称のとおり唇をぶるぶる震わせて発声します。
音程や息の量を調整できるようになったり、地声と裏声をつなぎやすくなるなどメリットはたくさん。
プロもおこなうトレーニングだけに、大きな効果を期待できるのではないでしょうか。
まだ自宅の防音環境が整っていないという人は、ぜひ大声を出さない練習方法からトライしてみてくださいね。